パネル画展として1989年制作。タイトルの「aha&pfi」は、埴谷雄高の小説の有名なセリフから(ツヅリが正確か不明)。西田と埴谷の二人に焦点をあてて紹介をかねた画面を制作した。サイズはB2ノビ。「ダルマバムス」も同様で、作品の写真から、加工したもの、実際の作品とは雰囲気は異なっている。当時において、私の西田幾多郎の評価は高かったが、今は見方が変化している。でも今でも魅力的ではある。というより、今でも日本の哲学を支配しているように見える。どう西田哲学を超えていくかが課題なのである。
声なきものの声
いつもいるからいつもいない
遠くにいるから離れていない
大学の小使いさんと間違えられた西田さん
ほよ&キーン
猫のまなざし
コメント:西田の「純粋経験」の勝手な解釈で、動物的直観のようなものと理解している。ということは人間の動物との連続性も意味していないか、という提起。
天地…
生何処より来り 死何処へ行くか
自己がはじまる時 世界がはじまる
世界がはじまる時 自己がはじまる
コメント:西田の魅力を示すコトバ。アートマンとブラフマンのよう。
くせものではあるコトバ。
我を失ったところに…
輝ける闇
形が…
形ある…
個物的多
心即是物
世界が我である
全自然史過程 梯明秀
コメント:ここから西田に関連するテーマで。
哲学者の死
物質・生命・歴史という一つの流れ
有と無
不可分 不可同 不可逆 滝沢克己
響存 鈴木亨
エスノメソドロジーの方法