埴谷雄高をテーマにつくったもの。西田と埴谷は同時代人といっていいかもしれない。
関係なしといえば、そうともいえるが、関係あるといえば、そうだ。だが、私の中では渾然一体としている。私なりの埴谷の捉え方があるのだが、それは現在のテーマで、このころは酔心していたというところだ。
埴谷さん
ACH PFI
生き生きとした死者
死んだような生者
覗いている「私」が…
平らは丸い 丸いは平ら
仮象の論理学
過誤の宇宙史
虚体=√-1
悪意…
曖昧化…
砂の大雄
エトナのエムぺドフレス
鯨…
紙の白顔
影の影の影の国
釈迦に食われたチーナカ豆
イエスに食われた魚
耳のなかの綿くず
一大交響曲
「死者の電話箱」
橋から投げ落とされた猫
ヴィーナスの帯 眩ゆく輝く円盤
存在の船
「ねんね」
「神様」
鋳掛屋 朝鮮人李奉洋
胎児の夢(夢野久作)
あしうらが天 金芝河のコトバ